神殺しのクロノスタシス7〜前編〜
side令月
ーーーー…ほぼ同時刻。
僕は『八千歳』の共に、指定された国境沿いの森の中に入っていった。
あと少しでその場所に到着する、というガサッ、という葉の揺れる音が聞こえたかと思うと。
「…!?」
隣を歩いていた『八千歳』が、忽然と姿を消した。
僕はすぐさま、周囲を見渡した。
葉の揺れる音以外、物音も足音も聞こえない。
それどころか、人の気配さえなかった。
この状況で、『八千歳』が僕に何も言わず、勝手に消えることは有り得ない。
つまり、不測の何かが起きたのだ。
恐らく、敵襲だろう。
僕はすぐさま、両手に小太刀を構えた。
とりあえず、『八千歳』は返してもらおう。
…すると。
「…ここにいたか。裏切り者」
木の上から、女の声がした。
すぐさま、その方向に視線を向けると。
闇夜に紛れて、僕や『八千歳』と同じ黒装束を身に着けた女が、無表情にこちらを見下ろしていた。
…そっちは木の上で、僕は地面。
高いところから見下ろされるっていうのは、あまり良い気分じゃないね。
僕は『八千歳』の共に、指定された国境沿いの森の中に入っていった。
あと少しでその場所に到着する、というガサッ、という葉の揺れる音が聞こえたかと思うと。
「…!?」
隣を歩いていた『八千歳』が、忽然と姿を消した。
僕はすぐさま、周囲を見渡した。
葉の揺れる音以外、物音も足音も聞こえない。
それどころか、人の気配さえなかった。
この状況で、『八千歳』が僕に何も言わず、勝手に消えることは有り得ない。
つまり、不測の何かが起きたのだ。
恐らく、敵襲だろう。
僕はすぐさま、両手に小太刀を構えた。
とりあえず、『八千歳』は返してもらおう。
…すると。
「…ここにいたか。裏切り者」
木の上から、女の声がした。
すぐさま、その方向に視線を向けると。
闇夜に紛れて、僕や『八千歳』と同じ黒装束を身に着けた女が、無表情にこちらを見下ろしていた。
…そっちは木の上で、僕は地面。
高いところから見下ろされるっていうのは、あまり良い気分じゃないね。