神殺しのクロノスタシス7〜前編〜
12章
sideナジュ
―――――…一方、こちらは。
令月さんとすぐりさんを解放する…その代わりに、僕が『アメノミコト』に協力する。
という取引のもと、僕はようやく、暗がりの地下拷問室から出された。
長いこと拘束されっぱなしだったので、自分の足で立つのは久し振りですね。
拷問のせいか、それとも身体がなまっているせいか、足元がふらつきますよ。
何年かぶりに、シャバに出た気分。
…とはいえ、ここも『アメノミコト』の建物の中なんですけどね。
「こちらへ」
「はぁ、どうも…」
さっきまで、僕に酷い拷問を加えていたはずの拷問官が。
客間らしき部屋に、僕を案内してくれた。
部屋の中に入って、ぐるりと室内を見渡す。
家具は質素だけれど、普通の部屋だ。
ソファもテーブルもあるし、奥にはベッドもあるようだ。
ちょっとしたビジネスホテルみたいな…。
さっきまで閉じ込められていた、地下拷問室と比べれば…まさに天国と地獄。
…ここ、まさか新しい拷問室じゃないですよね?
おっと、いけない…。まだ拷問気分が抜けていないようですね。
…拷問気分って何ですか。
部屋に入った僕は、恐る恐るソファに座ってみた。
実はこれ電気椅子でした、みたいなオチだったら、僕は今頃ビリビリしていただろう。
だが、全然ビリビリしないので、どうやら電気椅子ではなさそう。
ほっ。
まぁ、拷問を続行するつもりなら、そもそも地下拷問室から出したりしませんよね。
ということは、本当に拷問は終わった…と、思って良いんですよね。
そして、今度は…『アメノミコト』に協力するという、新たな「拷問」の始まりでもある。
令月さんとすぐりさんを解放する…その代わりに、僕が『アメノミコト』に協力する。
という取引のもと、僕はようやく、暗がりの地下拷問室から出された。
長いこと拘束されっぱなしだったので、自分の足で立つのは久し振りですね。
拷問のせいか、それとも身体がなまっているせいか、足元がふらつきますよ。
何年かぶりに、シャバに出た気分。
…とはいえ、ここも『アメノミコト』の建物の中なんですけどね。
「こちらへ」
「はぁ、どうも…」
さっきまで、僕に酷い拷問を加えていたはずの拷問官が。
客間らしき部屋に、僕を案内してくれた。
部屋の中に入って、ぐるりと室内を見渡す。
家具は質素だけれど、普通の部屋だ。
ソファもテーブルもあるし、奥にはベッドもあるようだ。
ちょっとしたビジネスホテルみたいな…。
さっきまで閉じ込められていた、地下拷問室と比べれば…まさに天国と地獄。
…ここ、まさか新しい拷問室じゃないですよね?
おっと、いけない…。まだ拷問気分が抜けていないようですね。
…拷問気分って何ですか。
部屋に入った僕は、恐る恐るソファに座ってみた。
実はこれ電気椅子でした、みたいなオチだったら、僕は今頃ビリビリしていただろう。
だが、全然ビリビリしないので、どうやら電気椅子ではなさそう。
ほっ。
まぁ、拷問を続行するつもりなら、そもそも地下拷問室から出したりしませんよね。
ということは、本当に拷問は終わった…と、思って良いんですよね。
そして、今度は…『アメノミコト』に協力するという、新たな「拷問」の始まりでもある。