神殺しのクロノスタシス7〜前編〜
side羽久
――――――…『アメノミコト』で、ナジュが追い詰められていた、その頃。
マシュリタクシーに乗っていた俺達は、ようやく、ジャマ王国に到着した。
街のど真ん中で降りる訳にはいかないので、人通りの少ない郊外に降り立った。
ここから、エリュティアが突き止めてくれた、『アメノミコト』本部に向かう予定である。
「はぁ、はぁ…。死ぬかと思った。死ぬかと…」
地面に降り立ったシルナは、がくっと膝をついていた。
「あっ、膝が震えてる。羽久、立てない〜」
案の定、膝が震えて立てないシルナ。
…こいつ、もうここに置いていこうぜ。
絶対、戦力にならないだろ。
「さっさと行きますよ。モタモタしている暇はありません」
イレースは相変わらず、容赦がなかった。
「そうだな…」
こうしている間にも、令月達が苦しんでいるかと思うと。
今すぐにでも動かなくては。
イレースの言う通り、ここまでしてモタモタしてられるか。
「よし、行こう」
「れっつごー」
「よ、よし…。今行くからね、ナジュ君」
ベリクリーデは元気いっぱい、天音も親友を助けに行く為に、やる気満々である。
「えっ、ちょっ、まっ…!置いてかないで!シルナを置いていかないでー!」
未だに膝が震えて、膝をついたまま、シルナが必死に助けを求めてるような声が聞こえたが。
あれはもう…ほっとこう。うん。
元気になったら追いかけてきてくれ。
しかし。
「…ほら、肩貸してやるから」
「ジュリス君っ…!」
ジュリスだけは、シルナを見捨てなかった。
…ジュリスが良い奴で良かったな。
「ありがとう、ジュリス君…。ルーデュニア聖王国に帰ったら、君にチョコケーキをあげるよ…」
「…別にいらねーよ」
ジュリスに肩を貸してもらって、シルナは何とか、歩いてついてきた。
マシュリタクシーに乗っていた俺達は、ようやく、ジャマ王国に到着した。
街のど真ん中で降りる訳にはいかないので、人通りの少ない郊外に降り立った。
ここから、エリュティアが突き止めてくれた、『アメノミコト』本部に向かう予定である。
「はぁ、はぁ…。死ぬかと思った。死ぬかと…」
地面に降り立ったシルナは、がくっと膝をついていた。
「あっ、膝が震えてる。羽久、立てない〜」
案の定、膝が震えて立てないシルナ。
…こいつ、もうここに置いていこうぜ。
絶対、戦力にならないだろ。
「さっさと行きますよ。モタモタしている暇はありません」
イレースは相変わらず、容赦がなかった。
「そうだな…」
こうしている間にも、令月達が苦しんでいるかと思うと。
今すぐにでも動かなくては。
イレースの言う通り、ここまでしてモタモタしてられるか。
「よし、行こう」
「れっつごー」
「よ、よし…。今行くからね、ナジュ君」
ベリクリーデは元気いっぱい、天音も親友を助けに行く為に、やる気満々である。
「えっ、ちょっ、まっ…!置いてかないで!シルナを置いていかないでー!」
未だに膝が震えて、膝をついたまま、シルナが必死に助けを求めてるような声が聞こえたが。
あれはもう…ほっとこう。うん。
元気になったら追いかけてきてくれ。
しかし。
「…ほら、肩貸してやるから」
「ジュリス君っ…!」
ジュリスだけは、シルナを見捨てなかった。
…ジュリスが良い奴で良かったな。
「ありがとう、ジュリス君…。ルーデュニア聖王国に帰ったら、君にチョコケーキをあげるよ…」
「…別にいらねーよ」
ジュリスに肩を貸してもらって、シルナは何とか、歩いてついてきた。