神殺しのクロノスタシス7〜前編〜
3章
side羽久
…気がつくと、朝になっていた。
「…う…」
…何時だ?今…。
無駄に寝心地の良いベッドの中で、しばしもぞもぞして。
枕元の時計を引き寄せると、時刻は既に午前9時。
マジかよ。爆睡じゃん。
学院では、もう授業が始まってる時間だぞ。
いくら寝不足で疲れていたとはいえ。
こんな油断ならない国で、ぐっすりと眠りかけてしまうとは…我ながら危機管理がなってない。
砂糖の誘惑に負けそうなシルナのことを責められないぞ。
…もっと気を引き締めなくては。
「…シルナ。ごめん、俺寝ちゃって…」
「…zzz…」
「…」
うっかりこんな時間まで寝入ってしまったことを謝ろうと、隣のベッドに顔を向けると。
そこで、シルナは間抜けな寝顔を晒していた。
「…ぐー…。すぴー…」
「…」
…こいつも爆睡かよ。
しかも、何とか自力で目を覚ました俺と違って、シルナはまだガン寝してやがる。
「…起きろ!!」
「ぶへっ!?」
俺は、枕でシルナの顔面をぶっ叩いた。
…え?乱暴?
この程度で済んで有り難いと思え。
「ほ、ほぇ…?…あれぇ…?」
目を開いたシルナ、ぼけー、っと周囲を見渡す。
「…?何処だっけ…?」
「…まだ寝ぼけてんのか?」
「ちょ、羽久やめて。枕を振り上げるのやめて!」
お前が寝ぼけてるからだろ。
俺も大概だと思ってたが、お前はもっと酷い。
「思い出した、思い出したから!」
「本当かよ?…じゃあ、ここは何処だ?」
「き、キルディリア!王都ファニレスのファニレス王宮!の客室!」
「よし」
分かってるようじゃないか。なら良い。
あながち、まだボケてはいないようだな。
「うぅ…。羽久が私に失礼なことを考えてる気がするよ…」
「お前がアホ面晒して寝てるからだろ」
二人して眠りこけて。何をやってんだよ。
イレースがこの場に居てみろ。
俺達、揃って丸焦げにされてるぞ。
「大丈夫だよ、ちゃんと起きた。ね、起きたから」
「…ったく…」
気を緩めてる場合じゃないんだぞ。俺も、シルナも。
…と、思っていると。そこに。
「おはようございます」
俺達二人がベッドから出たタイミングを、見計らっていたかのように。
イシュメル女王の側近、シディ・サクメが客室にやって来た。
「…う…」
…何時だ?今…。
無駄に寝心地の良いベッドの中で、しばしもぞもぞして。
枕元の時計を引き寄せると、時刻は既に午前9時。
マジかよ。爆睡じゃん。
学院では、もう授業が始まってる時間だぞ。
いくら寝不足で疲れていたとはいえ。
こんな油断ならない国で、ぐっすりと眠りかけてしまうとは…我ながら危機管理がなってない。
砂糖の誘惑に負けそうなシルナのことを責められないぞ。
…もっと気を引き締めなくては。
「…シルナ。ごめん、俺寝ちゃって…」
「…zzz…」
「…」
うっかりこんな時間まで寝入ってしまったことを謝ろうと、隣のベッドに顔を向けると。
そこで、シルナは間抜けな寝顔を晒していた。
「…ぐー…。すぴー…」
「…」
…こいつも爆睡かよ。
しかも、何とか自力で目を覚ました俺と違って、シルナはまだガン寝してやがる。
「…起きろ!!」
「ぶへっ!?」
俺は、枕でシルナの顔面をぶっ叩いた。
…え?乱暴?
この程度で済んで有り難いと思え。
「ほ、ほぇ…?…あれぇ…?」
目を開いたシルナ、ぼけー、っと周囲を見渡す。
「…?何処だっけ…?」
「…まだ寝ぼけてんのか?」
「ちょ、羽久やめて。枕を振り上げるのやめて!」
お前が寝ぼけてるからだろ。
俺も大概だと思ってたが、お前はもっと酷い。
「思い出した、思い出したから!」
「本当かよ?…じゃあ、ここは何処だ?」
「き、キルディリア!王都ファニレスのファニレス王宮!の客室!」
「よし」
分かってるようじゃないか。なら良い。
あながち、まだボケてはいないようだな。
「うぅ…。羽久が私に失礼なことを考えてる気がするよ…」
「お前がアホ面晒して寝てるからだろ」
二人して眠りこけて。何をやってんだよ。
イレースがこの場に居てみろ。
俺達、揃って丸焦げにされてるぞ。
「大丈夫だよ、ちゃんと起きた。ね、起きたから」
「…ったく…」
気を緩めてる場合じゃないんだぞ。俺も、シルナも。
…と、思っていると。そこに。
「おはようございます」
俺達二人がベッドから出たタイミングを、見計らっていたかのように。
イシュメル女王の側近、シディ・サクメが客室にやって来た。