妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
「今回の場合は、後者の方を選ぶべきであるだろうな。ドルイトン侯爵家には、他に子供もいない。ディトナスに侯爵としての資質があるかはわからないが、大きな罰を与えられる訳ではない」

 色々と過激なことを言っていたお兄様方だったが、結局はとても合理的な結論に着地していた。
 そういった所は、やはり流石である。これが公爵家の考え方というものなのだろうか。

「さてと、今回の件については俺が赴くとしよう。エフェリアとオルディア、お前達にも同行してもらう」
「え? 私?」
「僕もですか?」
「当時にその場にいたお前達がいた方が、話が早いというだけだ。話は俺が取りまとめる」
「まあ、別に僕は構いませんよ」
「あ、うん。私も大丈夫です」

 例によって、今回もアドルグお兄様が話をつけに行ってくれるらしい。
 それなら特に問題はないだろう。エフェリアお姉様とオルディアお兄様も一緒な訳だし、なんだかんだ寛大なアドルグお兄様は、良い着地点を見つけてくれるはずだ。
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