妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
 私は、オルディアお兄様の言葉にゆっくりと頷いた。
 エフェリアお兄様とレフティス様、あの二人ならこれからも上手くやっていけるはずだ。気も合っていそうだったし、多分その点に関しては問題ないだろう。

「……しかし、これからエフェリアとどう接していくべきかは、結構難しい所かもしれないね」
「何かあったら、私を頼ってください……と言いたい所ですが、それはイフェネアお姉様あたりに任せた方が良さそうですね」
「いや、ありがたいとも」

 今回の件をきっかけに、エフェリアお姉様とオルディアお兄様の関係性というものは、少なからず変わるのだろう。
 それは仕方ないことだ。変化というものは、いつか必ず訪れるのだから。
 私だって、去年の今頃は自分がこうしているなんて思ってもいなかった。そういった経験から、オルディアお兄様を助けられる可能性はあるかもしれない。
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