上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 新藤さんの発言ひとつから行動までいちいち反応してそこに不快感を持ち出している。

 ハッキリ言って最低だ。自分が最低の人間に思えてくる。新藤さんにだけ大人の態度が取れないなんて……嫌な女だ。


「新藤さん」
 
「……はい」
 
「お昼はごめんね、ちょっと言い方悪かった、嫌な気分にさせたよね、ごめん」
 
「……いえ、出来ない私が悪いので」
 
 折れてもそう言い返されると次が続けられない。新藤さんにはどう投げかけても説教に取られそうだな。言うんじゃなかった、また上から発言するだけみたいになっちゃった……。

 
「……」
 
「……」
 
 気まずい沈黙、彼女もそう思っているだろう。早く着替えて出て行こう、そう思っていたら新藤さんが声をかけてきた。
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