上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
「卵子凍結って……お金払ってでもやる価値はありますよね」

「メリットはあると思うよ。もちろんデメリットもある、物事なんかなんでもそうだよな」

 突然投げても真面目に返してくれてあかりは内心嬉しかった。不破はバカにしたりしない、悩む気持ちを否定したりもしないだろう、そう思った。

「子供が欲しいんです」

「――卵子凍結を考えてるのはそういうことだわな」

「年齢を考えると当然今が一番若いのでするなら早い方がいいってわかってるんですけど思ってるよりもお金もかかるし、ちょっと悩んでます」

「うん」

「……それでもいろいろな手段がある中で卵子凍結が一番自分の中では安心でしやすいかなって」

「――ん?」

「え?」

「安心でしやすいってなに?いろいろな手段?」

 不破が聞いてくる。もう完全に悩み相談に入った感じになってあかりはなんだか気が緩んでしまった、聞いてほしい気になった。すると口からぽろぽろと言葉が落ちてしまう。
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