Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー
「え・・・。まさか・・・?」
小夜はスマホのSNSを開いた。
その女性のアカウント写真をひとつひとつ丁寧に見入る。
すると見覚えのない部屋で、その女性が手作りであろうパエリアの写真を投稿していた。
女性の真向かいに座る男の顔はスタンプで隠されている。
しかしその男が着ているロックバンドの派手なTシャツは、広之のお気に入りの服だった。
「広之が新しく付き合い始めたのは彼女だったんだ・・・。」
小夜はその意外な人物に青ざめた。