Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー
「そこまでだ!!」
桂木の叫び声が響いた。
背後から桂木と数人の警察官が小夜と彼女の元へ駆け寄り、ふたりを引き離した。
「小夜!大丈夫か?!」
小夜の肩を抱き寄せた桂木はそう叫び、小夜の手の平の傷をハンカチで巻いた。
「うん・・・」
「無茶しやがって。この馬鹿が・・・」
警察官によって、彼女の腕に銀色の手錠が掛けられた。
「荻野美緒。傷害罪及び殺人容疑で逮捕する!」