true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
2人が出て行くと、一瞬静まり返った後、
「か、片桐さん!2人が付き合ってるって本当ですか?」
目も覚めるような大きな声で、加東さんが2人の前に駆け寄って来た。
「本当だよ。黙っていて申し訳ないね。俺が一目惚れして告白したんだよ。仕事に支障をきたしてはいけないと思って、内緒にしようと決めたんだ。ねっ、心海。いや、深澤さん」
「ひゃぁいっ!」
心海と名前を呼ばれた瞬間、心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい、ドキッとして、声が裏返り、変な返事になった。
「可愛いね。そういう所が好きなんだが・・・あまり人に見せてはいけないよ。少し話をしようか」
所長室のドアを開けて、微笑む片桐さんに言われるままに部屋に入った。
右手と右足が一緒に出ていても、気づかないくらい緊張する・・・
ドアを閉めて、振り向くと、
「急にあんな事を言って、申し訳ない」
軽く頭を下げて謝る片桐さんを見ると、さっきの話は嘘だということに、ホッとするより、夢から覚めるような感覚だった。
「見合いをしろってしつこくてね。あぁでも言わないと、引き下がらないと思ったんだ」
「ご家族はまだしも、加東さん達には本当のことを・・・」
「皆にも内緒だよ。父達は興信所に依頼して、事実か調査することもある。何気なく質問されて、『実は演技です』なんて事になったら、水の泡だ。申し訳ないが、深澤さんが他に好きな人が出来たら、その時はまた考えるよ。無理なお願いとは分かっているが、いいかな?」
いいも何も、そんな嬉しい大役・・・
好きな人が出来るというより、好きな人と恋人ごっこすることになっているんですから・・・
「私でお役に立てるなら・・・」
「ありがとう。深澤さん。あぁ、時々、心海って呼ぶ事もあるから、油断しないで」
「は、はい・・・」
さっきは、緊張しすぎたから・・・次は大丈夫。平常心、平常心。
「じゃあ、頼んだよ。仕事に戻ろうか、心海」
「ひゃ・・・はい・・・」
クスッと笑う片桐さん。
こうして、大好きな人との恋人ごっこが始まった。
「か、片桐さん!2人が付き合ってるって本当ですか?」
目も覚めるような大きな声で、加東さんが2人の前に駆け寄って来た。
「本当だよ。黙っていて申し訳ないね。俺が一目惚れして告白したんだよ。仕事に支障をきたしてはいけないと思って、内緒にしようと決めたんだ。ねっ、心海。いや、深澤さん」
「ひゃぁいっ!」
心海と名前を呼ばれた瞬間、心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい、ドキッとして、声が裏返り、変な返事になった。
「可愛いね。そういう所が好きなんだが・・・あまり人に見せてはいけないよ。少し話をしようか」
所長室のドアを開けて、微笑む片桐さんに言われるままに部屋に入った。
右手と右足が一緒に出ていても、気づかないくらい緊張する・・・
ドアを閉めて、振り向くと、
「急にあんな事を言って、申し訳ない」
軽く頭を下げて謝る片桐さんを見ると、さっきの話は嘘だということに、ホッとするより、夢から覚めるような感覚だった。
「見合いをしろってしつこくてね。あぁでも言わないと、引き下がらないと思ったんだ」
「ご家族はまだしも、加東さん達には本当のことを・・・」
「皆にも内緒だよ。父達は興信所に依頼して、事実か調査することもある。何気なく質問されて、『実は演技です』なんて事になったら、水の泡だ。申し訳ないが、深澤さんが他に好きな人が出来たら、その時はまた考えるよ。無理なお願いとは分かっているが、いいかな?」
いいも何も、そんな嬉しい大役・・・
好きな人が出来るというより、好きな人と恋人ごっこすることになっているんですから・・・
「私でお役に立てるなら・・・」
「ありがとう。深澤さん。あぁ、時々、心海って呼ぶ事もあるから、油断しないで」
「は、はい・・・」
さっきは、緊張しすぎたから・・・次は大丈夫。平常心、平常心。
「じゃあ、頼んだよ。仕事に戻ろうか、心海」
「ひゃ・・・はい・・・」
クスッと笑う片桐さん。
こうして、大好きな人との恋人ごっこが始まった。