true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
冴子さんが言っていた片桐さんの告白相手は、千佳さんだ。
本当は今も・・・
片桐さんが千佳さんを想っていたなら・・・
「私、仕事に戻りますね」
逃げるようにその場から立ち去った。
席に着くと、
「深澤さん、顔色悪いよ」
加東さんが心配して声を掛けてきた。
「大丈夫です。少し気分が悪かったので」
「無理しなくていいよ。僕が手伝うから」
「ありがとうございます」
「一応これでも先輩だから、頼ってよ。それと、同期だから」
今、そんなに優しくされると・・・泣いてしまう。
千佳さんが部屋に戻って来ると同時に、所長室のドアも開いた。
「千佳さん、お待たせしました」
「私も今戻って来たところなの」
「話を伺いますよ。どうぞ中へ」
「うん!」
嬉しそうに所長室に入る千佳さんと、笑顔で見守る片桐さん。
2人並ぶと美男美女、まさしくお似合いだ。
お互いに好きだったのに、付き合わなかった過去。
他の人と国際結婚する千佳さんに残された時間は少ない・・・
2人は、ほんの10分程度したら、部屋から出て来た。
私にとっては、もっと長く感じた時間。
仕事をしているけど、集中出来ないくらい、嫉妬してる。
「また連絡していい?」
「弁護士としてのご相談ならいつでも。すみません、急ぎの案件で電話が入ったので。千佳さん、お幸せに」
電話に出て、そのまま所長室に戻って行った。
「相変わらずよね。余計に・・・火がついちゃった」
ドアに向かって、意味深な言葉を言うと、
「お仕事中、お邪魔しました。失礼します」
軽く会釈した後、私に笑顔を向けて、「頑張るわ」と小さく囁き、帰って行った。
本当は今も・・・
片桐さんが千佳さんを想っていたなら・・・
「私、仕事に戻りますね」
逃げるようにその場から立ち去った。
席に着くと、
「深澤さん、顔色悪いよ」
加東さんが心配して声を掛けてきた。
「大丈夫です。少し気分が悪かったので」
「無理しなくていいよ。僕が手伝うから」
「ありがとうございます」
「一応これでも先輩だから、頼ってよ。それと、同期だから」
今、そんなに優しくされると・・・泣いてしまう。
千佳さんが部屋に戻って来ると同時に、所長室のドアも開いた。
「千佳さん、お待たせしました」
「私も今戻って来たところなの」
「話を伺いますよ。どうぞ中へ」
「うん!」
嬉しそうに所長室に入る千佳さんと、笑顔で見守る片桐さん。
2人並ぶと美男美女、まさしくお似合いだ。
お互いに好きだったのに、付き合わなかった過去。
他の人と国際結婚する千佳さんに残された時間は少ない・・・
2人は、ほんの10分程度したら、部屋から出て来た。
私にとっては、もっと長く感じた時間。
仕事をしているけど、集中出来ないくらい、嫉妬してる。
「また連絡していい?」
「弁護士としてのご相談ならいつでも。すみません、急ぎの案件で電話が入ったので。千佳さん、お幸せに」
電話に出て、そのまま所長室に戻って行った。
「相変わらずよね。余計に・・・火がついちゃった」
ドアに向かって、意味深な言葉を言うと、
「お仕事中、お邪魔しました。失礼します」
軽く会釈した後、私に笑顔を向けて、「頑張るわ」と小さく囁き、帰って行った。