true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「な、夏樹君、小さい頃のお話はその辺にして、お仕事してくださいね。では、ごゆっくり」
「いえ、心海さん。せっかくですから、私の隣へどうぞ座ってください」
け、敬語・・・久々に怒ってる・・・
「お邪魔なので・・・」
「大丈夫ですよ、心海さん。どうぞ座って下さい」
口元は笑っているけど・・・銀縁眼鏡の奥は目が笑っていない。
「は、はい。では・・・失礼します・・・」
隣に座ると、夏樹君は、近々、上場する精密機器の製造メーカーで、総務部の係長らしく、部長の代わりに、顧問契約の書類を持って来たらしい。
「上長から預かった書類になります。改めて打ち合わせをお願いしたいと申しておりました」
「1度、私と企業法務に精通している小巻と伺います。詳細は改めてお知らせします」
「はい、宜しくお願いします」
話が終わり、夏樹君は鞄を持って入り口に向かうと、振り向いた。
「心海ちゃん、また佳孝に会いに行くって伝えて」
「はい、喜ぶと思います」
「心海ちゃんもまだ一緒に住んでるの?それなら、遊びに行ったら会えるね」
「それは申し訳ありません。心海はこの通り、私の妻でして」
私の左手を握って、口元に近づけると、指輪にキスをした。
「ゆ、優・・・所長!」
「真実を伝えないと、失礼じゃないか」
「今から伝えようと・・・」
「それは悪かったね。では、きちんとお伝えして」
恋人繋ぎのまま、私の手を離すこと無く、ニコニコしている。
この笑顔は・・・怒っている・・・
「私、所長の妻なんです」
「えっ?・・・そ、そうなの?あっ・・・ごめん、指輪に気づかなかった」
「私達夫婦には隠し事はありませんから、どうぞ、先ほど言っていた、心海への話をしてください」
「い、いえ、たいした事ではありませんから」
「私にお気遣いなく。ただ・・・話の内容にもよりますけど」
「た、ただの思い出話ですから・・・では、お返事お待ちしてます、片桐所長」
「えぇ、お気をつけて」
夏樹君は、顔を引きつらせながら、慌てて帰って行った。
「いえ、心海さん。せっかくですから、私の隣へどうぞ座ってください」
け、敬語・・・久々に怒ってる・・・
「お邪魔なので・・・」
「大丈夫ですよ、心海さん。どうぞ座って下さい」
口元は笑っているけど・・・銀縁眼鏡の奥は目が笑っていない。
「は、はい。では・・・失礼します・・・」
隣に座ると、夏樹君は、近々、上場する精密機器の製造メーカーで、総務部の係長らしく、部長の代わりに、顧問契約の書類を持って来たらしい。
「上長から預かった書類になります。改めて打ち合わせをお願いしたいと申しておりました」
「1度、私と企業法務に精通している小巻と伺います。詳細は改めてお知らせします」
「はい、宜しくお願いします」
話が終わり、夏樹君は鞄を持って入り口に向かうと、振り向いた。
「心海ちゃん、また佳孝に会いに行くって伝えて」
「はい、喜ぶと思います」
「心海ちゃんもまだ一緒に住んでるの?それなら、遊びに行ったら会えるね」
「それは申し訳ありません。心海はこの通り、私の妻でして」
私の左手を握って、口元に近づけると、指輪にキスをした。
「ゆ、優・・・所長!」
「真実を伝えないと、失礼じゃないか」
「今から伝えようと・・・」
「それは悪かったね。では、きちんとお伝えして」
恋人繋ぎのまま、私の手を離すこと無く、ニコニコしている。
この笑顔は・・・怒っている・・・
「私、所長の妻なんです」
「えっ?・・・そ、そうなの?あっ・・・ごめん、指輪に気づかなかった」
「私達夫婦には隠し事はありませんから、どうぞ、先ほど言っていた、心海への話をしてください」
「い、いえ、たいした事ではありませんから」
「私にお気遣いなく。ただ・・・話の内容にもよりますけど」
「た、ただの思い出話ですから・・・では、お返事お待ちしてます、片桐所長」
「えぇ、お気をつけて」
夏樹君は、顔を引きつらせながら、慌てて帰って行った。