すべてはあの花のために①
「……はい。それじゃあ今日は、ここでお終い」
そう言うと、小さな頭がごろんとこちらに転がってくる。僅かに重たくなった目蓋に抵抗をしようとしているのか。読み終わった本を大事そうに胸に抱え、目を擦る姿は見ているだけでいとおしい。
「……この先は、もっと大きくなってからね」
眠りを促すように頭を撫でてやると、忽ち小さな寝息を立て始める。
「きっと、見つけてね。この長い物語の入口を――」
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「ヒナタくんの気持ちはよくわかった」
「わたしと別れたいっていう理由も、
一応理解はできたと思う」
「一応はね」
「けど、全然納得できないんだよねー」
「寧ろ、わたしの変態度とお馬鹿さに
愛想尽きたって言われた方が……」
「……納得できるのも虚しいな」
「でも、それなら治せって言われて
治るかわからないけど……」
「まだ改善の余地はありそうじゃない?」
「けど、そうじゃないと」
「君は、堂々と
わたしの隣に立っていたいからと」
「わたしみたいになりたいと」
「そうなるまでわたしと別れたいと」
「そんなことを言ってるわけだね」
「まー、だったら一生
恋人同士には戻れないわけだ」
「だって……わたしみたいになりたい?
あは! 無理無理~!」
「一生かかったって、無理だよ。不可能だよ。
というかものすごい無謀!」
「……変わっちゃったねヒナタくん。
前はそんなこと、考えてすらなかったのに」
「だったらわたしたち、
本当に別れた方がいいのかな……」
「ま、それはさておいて。
ねえねえヒナタくん」
「グーとチョキとパー、どれがいい?」
「え? ………えっ?」
男なら
時には黙って
受け止めろ
「時にはパーよりもグーの方が強いってこと、
しっかりと体に叩き込……教えてあげよう」
「ちょ…っ!?(殴る気満々じゃん……!)」
ふざけてますが
最終巻です
本作は『すべてはあの花のために』の続編になります。
お読みになる前に①~❿続編①②をご覧ください。
START:2025/09/07
END:2025/10/31
……✿……注意事項……✿……
未成年の喫煙飲酒は禁止されています。
作中に暴力的表現等が出てくる場合ありますが、それらを推奨するものではありません。
物語は全てフィクションです。
登場する人物・団体等は全て架空のものになります。
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一度決めたことは変えられない
後戻りは、もうできない
それが正しかったらいい
でもそれが、間違った選択だったのなら
間違って、間違って、間違って
ただ……沈んでいくだけだ
本作は『すべてはあの花のために』の続編になります。
お読みになる前に①~❿続編①をご覧ください。
START:2025/08/20
END:2025/09/06
……✿……注意事項……✿……
未成年の喫煙飲酒は禁止されています。
作中に暴力的表現等が出てくる場合ありますが、それらを推奨するものではありません。
物語は全てフィクションです。
登場する人物・団体等は全て架空のものになります。
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<続編について、一言で教えてください>
おバカで最強変態ヒロイン
「ぅえっ!? えっと……く、黒っ!」
砂糖と葵はやめられない
「葵がかわいい」
純情さんは泣き虫さん?
「アオイちゃんは忍者かも知れない……」
まだまだ子どもなお兄ちゃん
「惚気は他でやって欲しい……」
必殺技を編み出しちゃった!
「ひなクンが欲求不満っ!!」
ツン猫は隅っこがお気に入り?
「選択肢が酷え……」
追いかけられるよウサギさん
「……背負い投げしたい」
相も変わらず不器用さん
「長い・緩い・遅い」
いろいろ女子以下クオーター
「ベッドから起き上がれません」
やさしい女王は悩みがつきない
「あっちゃん大量生産希望します!」
最強悪魔さんが浄化される!?
「葵ちゃんには敵いません」
おバカが移った元執事
「やっぱり葵が大好きっ!」
元婚約者はハナが好き
「盗撮技術を磨けって言われましたー」
恋に悩めるネコ男
「常連さんができましたあ~」
恋する乙女は今日も負けない!
「あたし、性格悪いんです!」
<……誰や3つ言うた奴>
相も変わらずゆる~いくせに
グィイーンと糖度は急上昇!?
すべての花へそして君へ
✿スタート✿
本作は『すべてはあの花のために』の続編になります。
お読みになる前に①~❿をご覧ください。
START:2025/07/27
END:2025/08/19
……✿……注意事項……✿……
未成年の喫煙飲酒は禁止されています。
作中に暴力的表現等が出てくる場合ありますが、それらを推奨するものではありません。
物語は全てフィクションです。
登場する人物・団体等は全て架空のものになります。
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