甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
「最初から、そのつもりだった癖に」


私の言葉への返事は、再び重なった唇が答えだった。

すぐ後ろにあったベッドに抱き上げられ、向井くんがリモコンで部屋の灯りを落とす。


私の意思は、とても弱い。

結局流されて先週と同じことを繰り返している自分に嫌気が差すのに、シャツから覗く向井くんの引き締まった胸板に鼓動が高鳴るのを止められない。


相変わらず丁寧な愛撫に私の中はすぐ潤いを帯び、重なった身体にまた快感を覚えてしまう。


「…なぁ」

「ん、ッ」
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