雪くんは、まだ足りない。

「遊馬はあの見た目でおまけに強いからすげーモテる、何があってもいつも冷静だけどさ。みやちゃんにだけは別だよ」


「……へっ」


「遊馬はみやちゃんが好きだと思うよ。だからどんな女が寄ってきても相手にしない。それにみやちゃんのことになるとマジだし」




遊馬くんが…わたしを好き…?


あの遊馬くんが?


わたしを……




「みやちゃんもさ、ほんとは同じ気持ちなんじゃない?」


「わたし、は……」


「何があったか知らないけどさ、女々しい遊馬めんどいからみやちゃん何とかしといてよっ」




ポンっとわたしの肩を叩く。


< 134 / 234 >

この作品をシェア

pagetop