雪くんは、まだ足りない。
初めて触る雪くんの髪の毛は想像の何倍もサラサラでふわふわしていた。
染めてる髪質とは思えない!!
「撫ですぎ」
「あ…ごめん」
無心で撫でてた……。
もう少し撫でてたかったな、少し名残惜しく思いながらも撫でるのを辞めようとすると。
「だけど蘭ちゃんは特別」
そう言ってわたしの手首を掴んでもう1度自分の頭の上に乗せた。
もしかして撫でられるの好きだったりするのかな。
……可愛いすぎるっ
なんだか嬉しくてまたよしよしと撫でる。
こんな姿見れるの…わたしだけだったら嬉しいな。
「で、その手は何隠してるの」
「へっ!!」
急転直下。
聞かれたくないことを突然聞かれて動揺してしまった。