人間が苦手なクールな獣医師が恋をして一途に迫ってきます
 小さな子犬は、生きようと必死だった。
 そして宍戸ドクターは命を助けるために全力を尽くしていた。
 子犬と宍戸ドクターの姿を思い出し、自分は真剣に一生懸命生きてきただろうかと思いを巡らせる。
 幼い頃に親を亡くし、辛かったけれど笑ってごまかした。
 そのうちに私は戦うことを忘れて、苦しいことも嫌なことも笑ってやり過ごすしかないと思っていたのだ。
 私が悪くなくてもSNSの管理で炎上し、結局私は謝ってその場から逃げていた。
 本当はすごく悲しくて、元気がなくなって、毎日暗い気持ちで過ごしていた。そんなのは損なんじゃないか。
 相手の意見も聞くけれど自分の意見も言わなければ、またこうして問題が起きてしまう可能性だってある。
 嫌なこともしっかりと向き合って解決することができれば、病院にとってもいい効果になるのではないか。
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