イマドキ♡
すると、風華姉様は佑都さんを見るなり、華やかな笑みを浮かべた。
風華姉様、絶対佑都さん、狙ってるよね・・・・・

「じゃあ、私は何にしようかしら・・・?」
風華姉様はメニューを見て迷うそぶりを見せる。
すると、佑都さんが声をかけた。

「僕は、ミルクティーがおすすめですよ。美味しいんですよね。」

そうすると、風華姉様はミルクティーを頼んだ。
普段は、ミルクティーなんか甘すぎるっていって絶対に頼まないのに・・・・・

「・・・・貴女、(あなた)、可哀想(かわいそう)ね。まだ高校二年生だというのに家を追い出されて。」

「ふ、風華姉様・・・?」
風華姉様はいつもの華やかな笑みではなく、意地悪な笑みを浮かべていた。

「知ってる?貴女、あんまり両親に期待されてないわよ。だからきっとおいだされたのよ?」
知ってる。それ、痛いほどわかってる・・・
でも、どうしちゃったの?姉様。
私が戸惑っている間にも姉様は言葉を矢継ぎ早に紡ぐ。
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