眠り王子と夢中の恋。
『玲音ー、起きて!遅刻するよ〜』

なぜか、多分俺の部屋に入ってきている。

『この問題分からないよ……教えて?』

問題集の一点を指差し、首を傾げる。

『おはよ、玲音。今日はスペシャル朝食でーす!』

野菜を切りながら振り向いて笑う。



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