眠り王子と夢中の恋。



「じゃ、風呂沸かすから入って。夜は食べれそう?」

「……食べれる」

「分かった」



いつもの、ごく普通の生活。

それがこの日から、大きな歯車が回り出したように変わっていってしまうことを、

私は知らない──。
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