逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
 背筋はまっすぐに伸び、軽やかで無駄のない動きには自信と余裕が溢れ、洗練された雰囲気を漂わせている。

 一瞬で静まり返ったフロアに、靴音が響き渡る。彼の一挙一動は、その場にいる全員の視線を釘付けにしていた。まるで──時間がゆっくりと流れているかのようだった。

「うゎ……俳優さん? 誰、かっこよすぎる!」

 友記子が耳打ちしてきたが、その声すらも遠くに聞こえた。私は息を飲み、彼の姿に釘付けになっていた。

 スーツがぴったりとフィットした長身の体躯、彫刻のように整った顔立ち。そしてその目には……家では(・・・)見たことがないような、強い自信が宿っている。

 蓮さん……ユーはどうして私の職場へ?
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