逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
タイトルは『田舎の生活』。山と田畑に囲まれた集落を舞台にした中学生の物語で、モデルは実家にいた頃の自分自身。
地方出身の人に、「田舎ってこういうのあるある」と懐かしく思ってもらえればと執筆した、思い入れの深い作品だ。
最初に「あるある」と言ってくれたのは……。そう、航だ。うちほどの田舎ではないが、航の出身地も神奈川県の山エリアで、「田舎あるある」を理解してくれた。
「そうそう、米の買い占めとかニュースになってたけど、田舎だと、コンバイン袋でまとめて200キロとか買うのが普通だよな。ウチもそうしてた」
航は脚本をペラペラとめくり、頷きながら言った。
「この作品、とってもいいと思う。きっといつか映像化される」
その言葉は、想像以上にうれしいものだった。先生の作品の下書きをこなして褒められるより、何倍も大きな喜びだ。
「ありがとう、すごくうれしい」
航はもう一度脚本の表紙に視線を落とし、決心したようにまっすぐ私を見た。
──薫、俺と付き合ってくれないか?
地方出身の人に、「田舎ってこういうのあるある」と懐かしく思ってもらえればと執筆した、思い入れの深い作品だ。
最初に「あるある」と言ってくれたのは……。そう、航だ。うちほどの田舎ではないが、航の出身地も神奈川県の山エリアで、「田舎あるある」を理解してくれた。
「そうそう、米の買い占めとかニュースになってたけど、田舎だと、コンバイン袋でまとめて200キロとか買うのが普通だよな。ウチもそうしてた」
航は脚本をペラペラとめくり、頷きながら言った。
「この作品、とってもいいと思う。きっといつか映像化される」
その言葉は、想像以上にうれしいものだった。先生の作品の下書きをこなして褒められるより、何倍も大きな喜びだ。
「ありがとう、すごくうれしい」
航はもう一度脚本の表紙に視線を落とし、決心したようにまっすぐ私を見た。
──薫、俺と付き合ってくれないか?