逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「あなたは、そんなことは知らずに出雲くんを好きになってしまった。でも、裏切られてそのまま終わりにするつもり? それを糧にしなきゃ、あなただけが損をすることになる。それで悔しくないの?」

 その言葉は、私の胸に鋭く突き刺さった。

 ──失敗しても、そこから何かしらネタや教訓を得ることができるのなら、自分に起きていることは何ひとつ無駄にはならない──

 そうだ、私の座右の銘は、それだった。

 転んでも、そこから学べばすべてが未来の自分につながる。どんな痛みも無駄じゃない。

 私はそう信じて生きてきたじゃないか。

「広瀬さん」

 彼女が私を見つめる。涙がとめどなく溢れてくるけれど、私はもう、それを隠そうとはしなかった。

「──書きます。今日も、お付き合いいただけますか?」

 広瀬さんは、強気な笑顔を浮かべ、頷いた。

「当然よ。あなたのシナリオに、世界的配信会社との今後の契約がかかってるんだから」
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