逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
 今日は広瀬さんにも、友記子にも支えられた。こんな日にひとりじゃないということが、心からありがたい。

「美味しい……」

 つぶやくと、友記子はにっこり笑った。

「デリのサラダありがとう。グラタン作ったけど、食べる?」

「ありがとう。実は、どら焼きとコーヒーとホットチョコレートしか口にしてなくて」

 友記子は驚きながら「それは体に悪いよ!」と言い、キッチンでグラタンを温め直してくれた。

「ねえ、友記子」

「ん? どうした?」

「……何があったのか、聞かないの?」

 友記子は、ミトンをはめた手でグラタン皿をテーブルに置き、スプーンで小皿に取り分ける。

「聞かないよ。薫が話したくなったら話してくれるって、信じてるから」

 彼女は笑いながら、ペンネグラタンの横にデリのペンネサラダを添えて、私の前に置いた。

「……ありがとう。ペンネ、かぶっちゃったね」

 私は笑った。

「ペンネ祭り、いいじゃない!」

 友記子も笑い声をあげた。

 その時、スマホからLINEの着信音が響いた。広瀬さんからのメッセージだ。

 私は友記子に断って、画面を見る。
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