逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
鍵が開く音とともに、友記子の笑顔が目に入る。その瞬間、安心するのと同時に、悲しみがまたぶり返した。
「薫!? どうしたの?」
友記子が心配そうに言って、私を抱きしめる。さっきまで、悲しさが麻痺するくらい憔悴していたのに、涙が止めどなく溢れ出す。
──ああ、友記子が私に悲しむためのエネルギーをくれたんだ。
私は彼女にしがみついた。つらい時に友記子がいてくれることが、こんなに嬉しいとは思わなかった。
「……大丈夫だよ、薫。大丈夫」
友記子はそれだけ言って、私が落ち着くまで、そっと髪を撫で続けてくれた。
インスタントのホットチョコレートにマシュマロを浮かべる。友記子は甘い香りのするマグカップを手渡してくれた。
「はい、激甘カロリー爆弾」
ティッシュを握りしめたまま「ありがとう」と言ってカップを受け取った。いつもは1年に1回も飲まないホットチョコレートなのに、今日はもう2杯目だ。
私を気遣ってくれる誰かが差し出す、お菓子のような甘い飲み物が、こんなにも美味しいとは思わなかった。
「薫!? どうしたの?」
友記子が心配そうに言って、私を抱きしめる。さっきまで、悲しさが麻痺するくらい憔悴していたのに、涙が止めどなく溢れ出す。
──ああ、友記子が私に悲しむためのエネルギーをくれたんだ。
私は彼女にしがみついた。つらい時に友記子がいてくれることが、こんなに嬉しいとは思わなかった。
「……大丈夫だよ、薫。大丈夫」
友記子はそれだけ言って、私が落ち着くまで、そっと髪を撫で続けてくれた。
インスタントのホットチョコレートにマシュマロを浮かべる。友記子は甘い香りのするマグカップを手渡してくれた。
「はい、激甘カロリー爆弾」
ティッシュを握りしめたまま「ありがとう」と言ってカップを受け取った。いつもは1年に1回も飲まないホットチョコレートなのに、今日はもう2杯目だ。
私を気遣ってくれる誰かが差し出す、お菓子のような甘い飲み物が、こんなにも美味しいとは思わなかった。