逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「そうそう。姉ちゃんに言われてやってみたら、本当に星が遠くに見えてさ。あのとき、初めて宇宙の広さを思い知ったよ。……今でもたまに、そうやって星を見てる」
そう言いながら、祐介は天井の星に向けて右手を伸ばし、ぽつりと呟いた。
「……東京は、星が少ないけどな」
「そうだね」
私も静かに同意する。
「だけど、おばあちゃんの言った通りだったね。あの夜が宝物みたいな思い出になって、大切な場所にしまわれてる。祐介もそうでしょ?」
返事はなかった。しばらくして、隣から静かな寝息が聞こえてきた。
私はそっと起き上がり、彼に予備の布団をかけ、それから投影機のスイッチをオフにする。
祐介を起こさないよう、静かに部屋を出たちょうどそのとき、玄関の鍵が開く音が響いた。
半透明のガラス戸の向こうに見える長身のシルエットが近づき、リビングのドアがゆっくりと開く。
「……蓮さん」
視線が合った。でも、続く言葉はどこにも見つからない。
──この人に説明できる言葉を、私はまだ、何も持っていなかった。
そう言いながら、祐介は天井の星に向けて右手を伸ばし、ぽつりと呟いた。
「……東京は、星が少ないけどな」
「そうだね」
私も静かに同意する。
「だけど、おばあちゃんの言った通りだったね。あの夜が宝物みたいな思い出になって、大切な場所にしまわれてる。祐介もそうでしょ?」
返事はなかった。しばらくして、隣から静かな寝息が聞こえてきた。
私はそっと起き上がり、彼に予備の布団をかけ、それから投影機のスイッチをオフにする。
祐介を起こさないよう、静かに部屋を出たちょうどそのとき、玄関の鍵が開く音が響いた。
半透明のガラス戸の向こうに見える長身のシルエットが近づき、リビングのドアがゆっくりと開く。
「……蓮さん」
視線が合った。でも、続く言葉はどこにも見つからない。
──この人に説明できる言葉を、私はまだ、何も持っていなかった。