逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
言葉に詰まり、震える手で床に置かれたティッシュを引き寄せた。
「すごく嬉しかった……。そのとき、はっきり思ったんだ。俺がやりたいのは……お笑いじゃなくて、お菓子だって」
「うん」と、祐介が短く答える。
「祐介も、お笑いは潮時だって言ってたのに、勝手に取引を持ちかけて……俺、なんてことをしたんだろうって……」
伊吹くんは涙に濡れた目で、祐介を見た。
「昨日、早退して……三浦さんに電話して、取引はなかったことにしてほしいって頼んだんだ。でも……取り合ってもらえなかった」
そうだろうなと、私は思った。簡単に手放せる案件ではないだろう。
「口約束だから、なんとかなると思ってた。でも……ダークレイス社の法務部が出てきて、『君のせいで会社が混乱している。法的措置も考えている』って言われて……」
そう言うと、伊吹くんはこたつのテーブルに伏せるようにして、また泣き出した。
「ごめん、祐介……ごめん」
かすれた声が部屋に響く。肩を震わせながら、床に視線を落としたまま、伊吹くんは繰り返し謝った。
祐介はゆっくりと視線を落とし、ふっと息をついた。先ほどまでの怒りとは違う感情が、その瞳に滲んでいる。
──本当は、許したいのだろう。
「すごく嬉しかった……。そのとき、はっきり思ったんだ。俺がやりたいのは……お笑いじゃなくて、お菓子だって」
「うん」と、祐介が短く答える。
「祐介も、お笑いは潮時だって言ってたのに、勝手に取引を持ちかけて……俺、なんてことをしたんだろうって……」
伊吹くんは涙に濡れた目で、祐介を見た。
「昨日、早退して……三浦さんに電話して、取引はなかったことにしてほしいって頼んだんだ。でも……取り合ってもらえなかった」
そうだろうなと、私は思った。簡単に手放せる案件ではないだろう。
「口約束だから、なんとかなると思ってた。でも……ダークレイス社の法務部が出てきて、『君のせいで会社が混乱している。法的措置も考えている』って言われて……」
そう言うと、伊吹くんはこたつのテーブルに伏せるようにして、また泣き出した。
「ごめん、祐介……ごめん」
かすれた声が部屋に響く。肩を震わせながら、床に視線を落としたまま、伊吹くんは繰り返し謝った。
祐介はゆっくりと視線を落とし、ふっと息をついた。先ほどまでの怒りとは違う感情が、その瞳に滲んでいる。
──本当は、許したいのだろう。