逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
* * *
蓮さんはいつも、最後にキスをくれる。今日もそうだった。
唇が静かに離れたあと、彼は額を私の額に重ねるように寄せて、ゆっくりと呼吸を整える。落ち着こうとしているその表情が愛おしくて、私は小さなキスを返した。
やがて、蓮さんが顔を傾け、私の耳元に唇を寄せた。
「年が明けたら……長野に行こうか」
少しかすれた声が、まだ火照った耳の奥に優しく染み込んでいく。私はゆっくりと目を開いた。
「いいね。でも……急にどうしたの?」
「祐介くんも帰省するって言ってたし。今度は──君の家族にちゃんと挨拶したい。本当の恋人として」
その言葉に、さっきまで体の奥で溶けていた甘い熱が、今度は心に広がっていく。
私は何も言わずに頷いて、蓮さんをそっと抱きしめた。
胸ごしに伝わる鼓動も、包み込むようなぬくもりも──蓮さんのすべてを、これ以上ないほど愛している。
そして思う。
もう、なにもいらない。
だって、今──世界にひとつだけの贈り物が、確かにこの腕の中にあるのだから。
- - - ✧ - - - ✧ - - -
お読みいただき、ありがとうございました。
この後のシーズン4については、現在連載中ではありますが、更新できるのはかなり先になりそうです。
そのため、ひとつの物語として完結しているシーズン3までで、いったん更新を終了させていただきます。
ここまでお付き合いいただけたこと、心から感謝しております。
本当にありがとうございました。
蓮さんはいつも、最後にキスをくれる。今日もそうだった。
唇が静かに離れたあと、彼は額を私の額に重ねるように寄せて、ゆっくりと呼吸を整える。落ち着こうとしているその表情が愛おしくて、私は小さなキスを返した。
やがて、蓮さんが顔を傾け、私の耳元に唇を寄せた。
「年が明けたら……長野に行こうか」
少しかすれた声が、まだ火照った耳の奥に優しく染み込んでいく。私はゆっくりと目を開いた。
「いいね。でも……急にどうしたの?」
「祐介くんも帰省するって言ってたし。今度は──君の家族にちゃんと挨拶したい。本当の恋人として」
その言葉に、さっきまで体の奥で溶けていた甘い熱が、今度は心に広がっていく。
私は何も言わずに頷いて、蓮さんをそっと抱きしめた。
胸ごしに伝わる鼓動も、包み込むようなぬくもりも──蓮さんのすべてを、これ以上ないほど愛している。
そして思う。
もう、なにもいらない。
だって、今──世界にひとつだけの贈り物が、確かにこの腕の中にあるのだから。
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お読みいただき、ありがとうございました。
この後のシーズン4については、現在連載中ではありますが、更新できるのはかなり先になりそうです。
そのため、ひとつの物語として完結しているシーズン3までで、いったん更新を終了させていただきます。
ここまでお付き合いいただけたこと、心から感謝しております。
本当にありがとうございました。

