逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
* * *
「厚焼き玉子ができたよ」と、蓮さんがキッチンから声をかけてきた。
今朝のメニューは、蓮さんがつくり置きしたレンズ豆のサラダと根菜のコンソメスープ、それに蓮さん得意の厚焼き玉子。土鍋炊きのご飯は絶賛蒸らし中だ。副料理長の私は、キウイフルーツをスライスして、今日の役目を無事終えた。
タイマーが鳴って、蓮さんが土鍋の蓋を開ける。中からは、香ばしい蒸気とともにキラキラと輝く炊きたてご飯があらわれた。
「薫の実家から送られてきた新米、本当に何度食べても美味すぎる」
「ふふ、そうでしょ。米どころと名高い町だから」
食事のあと、私が洗い物係を引き受けた。
食器を棚に戻してからリビングに行くと、蓮さんは風が通る縁側で、気持ちよさそうに文庫本を読んでいた。少し肌寒いけれど、蓮さんはこれくらいの気温が好きだということも、私はもう知っている。
文庫本のページをめくるとき、ちらりと表紙が見えた。アラスカをカヌーで旅するエッセイで、私も読みたいと思っていた本だ。蓮さんが読み終わったら貸してもらおう。
「厚焼き玉子ができたよ」と、蓮さんがキッチンから声をかけてきた。
今朝のメニューは、蓮さんがつくり置きしたレンズ豆のサラダと根菜のコンソメスープ、それに蓮さん得意の厚焼き玉子。土鍋炊きのご飯は絶賛蒸らし中だ。副料理長の私は、キウイフルーツをスライスして、今日の役目を無事終えた。
タイマーが鳴って、蓮さんが土鍋の蓋を開ける。中からは、香ばしい蒸気とともにキラキラと輝く炊きたてご飯があらわれた。
「薫の実家から送られてきた新米、本当に何度食べても美味すぎる」
「ふふ、そうでしょ。米どころと名高い町だから」
食事のあと、私が洗い物係を引き受けた。
食器を棚に戻してからリビングに行くと、蓮さんは風が通る縁側で、気持ちよさそうに文庫本を読んでいた。少し肌寒いけれど、蓮さんはこれくらいの気温が好きだということも、私はもう知っている。
文庫本のページをめくるとき、ちらりと表紙が見えた。アラスカをカヌーで旅するエッセイで、私も読みたいと思っていた本だ。蓮さんが読み終わったら貸してもらおう。