逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「ねぇ薫、LINEで引っ越したって言ってたけど、仕事辞めたの?」
一瞬、心臓が跳ねるのを感じて、スマホをぎゅっと握りしめた。明日香ちゃんにはまだ、蓮さんのことを話していない。
いずれは実家をも巻き込むことにもなる話だ。私と蓮さんの結婚に1年の契約があることは、誰にも話さないと決めている。少なくとも離婚までは。
明日香ちゃんにも、一目惚れの恋愛結婚ということにして、契約が終わったら本当のことを話すつもりでいる。
「心配かけてごめんね。会社は辞めてないよ。詳しい話は直接会ってしようと思っていたんだけど、実は、いろいろとあって、その……」
「どうしたの? 薫がそんな歯切れ悪いなんて珍しいね」
「その……結婚することになりまして」
「えっ、結婚!?」明日香ちゃんが驚きで固まる気配が伝わってきた。
「ちょっと待って、薫、付き合ってる人いたの? 私、聞いてないんだけど!」
「それがその……お互い一目惚れで、いろんなことがトントン拍子に決まっちゃって……」
ごめんね明日香ちゃん、本当は後ろ暗くて話せませんでした。
「そっか……」明日香ちゃんの声が少し途切れる。
一瞬、心臓が跳ねるのを感じて、スマホをぎゅっと握りしめた。明日香ちゃんにはまだ、蓮さんのことを話していない。
いずれは実家をも巻き込むことにもなる話だ。私と蓮さんの結婚に1年の契約があることは、誰にも話さないと決めている。少なくとも離婚までは。
明日香ちゃんにも、一目惚れの恋愛結婚ということにして、契約が終わったら本当のことを話すつもりでいる。
「心配かけてごめんね。会社は辞めてないよ。詳しい話は直接会ってしようと思っていたんだけど、実は、いろいろとあって、その……」
「どうしたの? 薫がそんな歯切れ悪いなんて珍しいね」
「その……結婚することになりまして」
「えっ、結婚!?」明日香ちゃんが驚きで固まる気配が伝わってきた。
「ちょっと待って、薫、付き合ってる人いたの? 私、聞いてないんだけど!」
「それがその……お互い一目惚れで、いろんなことがトントン拍子に決まっちゃって……」
ごめんね明日香ちゃん、本当は後ろ暗くて話せませんでした。
「そっか……」明日香ちゃんの声が少し途切れる。