そばにいるって、君が忘れないように
「もしもし?」

「あ、のどか?」

 
この声は、お母さんだ。


「え、急にどうしたの?」

「のどか」

 
私の名前を呼ぶ母の声が、何故か嬉しそうだった。


「何? なんかいい事でもあった?」

「いい事どころじゃないのよ! あのね。おばあちゃんの病気が治ったみたいなの」

 
私の思考が一気に停止した。

 
病気が、治った……?
 
治った。
 
ん?
 
治った?
 
どういうことだ?
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