そばにいるって、君が忘れないように




のどかside

 

この頃はもう、おばあちゃんがいないこの家にも慣れてしまった。

本当なら慣れるべきではないのに……。

 

外の吹く風がぐっと冷たくなった気がする。

人肌恋しい秋ってこういうことなのかな? 

できれば、こんな恋しい気持ちなんて知りたくはなかった。


そんなことを考えながら、今日も一人で夕食を食べる。
 
なんか、一人で食べるの、本当に寂しい。

ちょっと辛くなってきたから次から亮先輩と何か食べて来ようかな。

なんて思っていると家電が鳴った。


「ん? 誰だろう」

 
私は電話を取った。
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