そばにいるって、君が忘れないように
そのお陰で創はやっと僕のことを解放してくれた。

 
「ゲホッ、そんな怒んなくてもいいじゃんか」

 
小人の姿になった僕たちは中庭の木陰の裏に集まっていた。


「いや~でもだめでしょぉ? ねえ? 家の中でのどかに話しかけに行っちゃ」
 

純斗は小石の上に腰かけた。

創が体の至るところの関節をポキポキと動かしながら「なに呑気に『よかったね』だよ。心の中で言っとけ」と言った。


「いやあ、つい嬉しくて言ってしまいました。だって、おばあちゃんが帰ってきたんだよ! 僕ちんたちの仕事もうまくいったなって思ってさ!」

「そりゃ、この家の住人を守ることが仕事やからな。主にのどかやけど」
 

相変わらずキングはスクワットなんかをやっていた。


「いくら嬉しくても、のどかに話しかけちゃダメだって。優弥わかった?」
 

亮が真剣な眼差して僕のことを見てきた。


「はーい……分かったよ」
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