一途な気持ちは今日も(※3話目大幅編集につき非公開)

お礼


「やっぱり出来る男は違うわね」


一緒にお昼ご飯を食べていた麻衣さんが、感心するように大きく頷いた。

今日は時間に余裕があったからフリースペースでゆっくりお昼を過ごそうとしたところ、偶然にも麻衣さんの姿を見つけ一緒に食べることになったのだ。


「そのまま終わりじゃないよね?」

「へ?」

「だ・か・ら!今日わざわざ社員証届けに来てくれたんでしょう?職場まで!ご飯とか誘った?」

「それは……」


たしかにあの時一瞬頭を過った。
“お礼がしたい”って。

だけど……それに付け込んで、関係を持とうとするのはちょっと烏滸(おこ)がましいと言うか。
下心が丸見えだなって思って何も言えなかった。

それに……


「断られるかもしれないじゃないですか」

これが1番ダメージ受けちゃう。

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