復讐殺人日記
☆☆☆
倒れた瑞穂を呆然として見つめていると、ふとある日のことを思い出していた。
それは5月とは思えない陽気でグランウンドがひどく熱された日曜日のことだった。
私たち4人は保人を学校に呼び出したのだ。
『よ、用事ってなに?』
この4人に呼ばれてのこのこ出てきたのは、保人の盗撮について警察に通報すると脅したことが原因だった。
大人たちの対応を見て以来通報する気になんてなれなかったけれど、こう言えば保人はたいていどんなことでもした。
『今日ってあっついよねぇ。やる気なくしちゃう』
グラウンドの木陰に座ってペットボトルの冷たいジュースを飲みながら私はつぶやいた。
『私たちなにもしたくないからさぁ、保人今から面白いことしてよ』
私に続いてそう言ったのは瑞穂だった。
『お、面白いことって?』
『そんなの自分で考えろよ。そのために呼んだんだろうが』
短期な貴斗が保人の尻を軽く蹴った。
それだけで保人は怯えた表情になる。
『そうだ! このグラウンド100周してみてよ』
倒れた瑞穂を呆然として見つめていると、ふとある日のことを思い出していた。
それは5月とは思えない陽気でグランウンドがひどく熱された日曜日のことだった。
私たち4人は保人を学校に呼び出したのだ。
『よ、用事ってなに?』
この4人に呼ばれてのこのこ出てきたのは、保人の盗撮について警察に通報すると脅したことが原因だった。
大人たちの対応を見て以来通報する気になんてなれなかったけれど、こう言えば保人はたいていどんなことでもした。
『今日ってあっついよねぇ。やる気なくしちゃう』
グラウンドの木陰に座ってペットボトルの冷たいジュースを飲みながら私はつぶやいた。
『私たちなにもしたくないからさぁ、保人今から面白いことしてよ』
私に続いてそう言ったのは瑞穂だった。
『お、面白いことって?』
『そんなの自分で考えろよ。そのために呼んだんだろうが』
短期な貴斗が保人の尻を軽く蹴った。
それだけで保人は怯えた表情になる。
『そうだ! このグラウンド100周してみてよ』