復讐殺人日記
☆☆☆
葬儀場から私の家までの道のりはほとんど会話がなかった。
ふたりともうつむき、無言でひらすら歩き続けた。
庭先にお母さんの車がないことを確認して、私は貴斗を招き入れた。
葬儀帰りのため互いに塩をふりかけあってから、
「どうぞ」
「お邪魔します」
そんな短い会話だけ交わして部屋に向かう。
部屋に到着した途端あの音が聞こえてきた。
カリカリカリカリ。
ペンを走らせるその音に気がついて私は机へと走った。
案の定、そこには日記帳が広がっていて、角張った文字で次のページが埋まっていっている。
「くそ! もう始まってたのか」
貴斗が舌打ちをして書け寄ってくる。
そして日記帳に書かれた文字に青ざめた。
葬儀場から私の家までの道のりはほとんど会話がなかった。
ふたりともうつむき、無言でひらすら歩き続けた。
庭先にお母さんの車がないことを確認して、私は貴斗を招き入れた。
葬儀帰りのため互いに塩をふりかけあってから、
「どうぞ」
「お邪魔します」
そんな短い会話だけ交わして部屋に向かう。
部屋に到着した途端あの音が聞こえてきた。
カリカリカリカリ。
ペンを走らせるその音に気がついて私は机へと走った。
案の定、そこには日記帳が広がっていて、角張った文字で次のページが埋まっていっている。
「くそ! もう始まってたのか」
貴斗が舌打ちをして書け寄ってくる。
そして日記帳に書かれた文字に青ざめた。