復讐殺人日記
その瞬間、日記の内容を思い出していた。

【そこから先のことも鮮明に覚えてる。
ユイカちゃんの首を締めた時の感触とか、息が止まった時の顔とか。】

全身から血の気が引いていく。
そんなの嘘だ。

保人が人殺しなんてできるはずない。
これはなにかの間違いだ……!

それでもてもたってもいられなくなり、私は勢いよくリビングを飛び出したのだった。
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