復讐殺人日記
☆☆☆
玄関を開くとすぐにお母さんが飛んできた。
そして心配そうな顔をこちらへ向ける。
「愛花、今朝は一体どうしたっていうの?」
そう聞かれてそう言えば今朝家を飛び出してきてしまったのだと思い出す。
「友達と約束してたの忘れてたの」
「約束って? あんな朝早くに?」
「誰にも相談できないことを相談したいって言われたから。別に、それくらい構わないでしょう?」
「それはいいけど、朝ごはんも食べずに飛び出すからビックリしたのよ」
「ごめんなさい。とても大切な相談だって聞いてたから、遅刻しちゃいけないと思ったの」
「そう。その傷は?」
今度は猫にかぐられた痕に気が付かれてしまった。
が、これはごまかす必要はない。
「あぁ。公園の猫に引っかかれちゃって」
「消毒はした?」
「うん。保健室に行ったから平気」
玄関を開くとすぐにお母さんが飛んできた。
そして心配そうな顔をこちらへ向ける。
「愛花、今朝は一体どうしたっていうの?」
そう聞かれてそう言えば今朝家を飛び出してきてしまったのだと思い出す。
「友達と約束してたの忘れてたの」
「約束って? あんな朝早くに?」
「誰にも相談できないことを相談したいって言われたから。別に、それくらい構わないでしょう?」
「それはいいけど、朝ごはんも食べずに飛び出すからビックリしたのよ」
「ごめんなさい。とても大切な相談だって聞いてたから、遅刻しちゃいけないと思ったの」
「そう。その傷は?」
今度は猫にかぐられた痕に気が付かれてしまった。
が、これはごまかす必要はない。
「あぁ。公園の猫に引っかかれちゃって」
「消毒はした?」
「うん。保健室に行ったから平気」