妃候補なんて興味ありません!
妃候補と食事会
10人の妃たちは夕飯の時間になる大食堂へと移動する。
朝と昼は各部屋に食事が運ばれてくるけれど、夕飯だけは全員でとるようになっていた。
そしてそこでフィリップ王子と顔合わせをするのだ。
1日に1度だけ許されたアピール時間というわけだ。
だから夕飯の席だというのにそこにはきらびやかなドレスを纏ったお姫様たちで華やかになる。
特に裕福な国からきた姫たちのドレスにはふんだんに宝石が散りばめられていて、めまいがしそうな程に輝いている。
「やぁ、こんばんは」
妃候補全員が席へついたところでフィリップ王子が姿を見せた。
青色の髪の毛は艶やかで、目鼻立ちはハッキリとして整っている。
王子である上にこの容姿なら、結婚を望む姫も多いことだろう。
その証拠にフィリップ王子が食堂へ入って来た瞬間姫たちの目つきが変わった。
あるものは挑むような目に。
あるものは妖艶に誘うような目に。
そしてあるものは甘えるような目に。
朝と昼は各部屋に食事が運ばれてくるけれど、夕飯だけは全員でとるようになっていた。
そしてそこでフィリップ王子と顔合わせをするのだ。
1日に1度だけ許されたアピール時間というわけだ。
だから夕飯の席だというのにそこにはきらびやかなドレスを纏ったお姫様たちで華やかになる。
特に裕福な国からきた姫たちのドレスにはふんだんに宝石が散りばめられていて、めまいがしそうな程に輝いている。
「やぁ、こんばんは」
妃候補全員が席へついたところでフィリップ王子が姿を見せた。
青色の髪の毛は艶やかで、目鼻立ちはハッキリとして整っている。
王子である上にこの容姿なら、結婚を望む姫も多いことだろう。
その証拠にフィリップ王子が食堂へ入って来た瞬間姫たちの目つきが変わった。
あるものは挑むような目に。
あるものは妖艶に誘うような目に。
そしてあるものは甘えるような目に。