【短】卒業〜各務昴の場合〜

幸せを抱きしめて

その後、話し合いの間長い事待機させてしまっていた給仕係に白い目で見られながら何とか食事を終え、ベッドルームで彼女と熱い時間を過ごした。
疲れて眠ってしまった彼女の髪を撫でながら、彼女を手に入れられた幸運に感謝する。
これからは存分に好きだと囁いて、その身を抱き寄せられる。
今まで我慢してきた分彼女を沢山甘やかして、俺なしではいられなくしてやりたい。

「好きだよ」

眠る彼女にそう囁けば、彼女が腕の中で身じろぐ。薄らと目を開けて俺を見た後、ニッコリ笑って俺の胸に頬擦りをしてまた眠りに落ちていった。

ああ、幸せだ。
この幸せが永遠に続きますように。
再び彼女の身体をしっかりと抱きしめながら、俺も目を閉じるのだった。

《完》
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