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祠へ
一緒に行くという男性に香は「慶太と一緒にいてください」と、お願いした。
祠に行かなければ慶太が消えることはないと考えているけれど、必ずしもそうだとは言い切れない。
慶太の意思に反して体が勝手に祠を目指すかもしれないし、本の内容が書き換えられる可能性だってあるかもしれない。
色々なことを考えた結果、慶太をひとりにしないという結論に達していた。
「それならこれを持って行って」
男性が窓辺から持ってきたのは一体の人形だった。
古ぼけて黒く煤けているけれど、人形をしていることだけはわかる。
顔も服も汚れていて人形に性別があったとしても判別できない状態になっていた。
「これ、なんですか?」
まるで呪物のような人形に香はしかめっ面をした。
「これは花月が持っていた身代わり人形だよ。リサイクルショップに置いてあって面白半分で買ったんだ。最初はこんなに汚れていなくてリカちゃん人形みたいなかわいいものだったんだけど、ここ1年ほどで急激に汚れたんだ」
祠に行かなければ慶太が消えることはないと考えているけれど、必ずしもそうだとは言い切れない。
慶太の意思に反して体が勝手に祠を目指すかもしれないし、本の内容が書き換えられる可能性だってあるかもしれない。
色々なことを考えた結果、慶太をひとりにしないという結論に達していた。
「それならこれを持って行って」
男性が窓辺から持ってきたのは一体の人形だった。
古ぼけて黒く煤けているけれど、人形をしていることだけはわかる。
顔も服も汚れていて人形に性別があったとしても判別できない状態になっていた。
「これ、なんですか?」
まるで呪物のような人形に香はしかめっ面をした。
「これは花月が持っていた身代わり人形だよ。リサイクルショップに置いてあって面白半分で買ったんだ。最初はこんなに汚れていなくてリカちゃん人形みたいなかわいいものだったんだけど、ここ1年ほどで急激に汚れたんだ」