この小説の続きを探しています。
☆☆☆

千穂の部屋にふたりきりになった香と慶太は、まず本棚を調べ始めた。

堀田が千穂が大切にしていると言っているというだけあって、作者ごとにきっちり並べられている。

「私はなにを探せばいい?」
「わからない。でも、なんでもいい。この本に関することのなにかがないかな」

探し物の形がわからない状態ではどこをどう探せばいいかもわからない。
だけどあまり時間もないのでモタモタしている暇はなかった。

手当たりしだいに本棚から本を引き抜いてパラパラとめくっていく。
題名と目次だけ確認してなにもないとわかるとすぐに戻した。

そしてまた次の本に手を伸ばす。

こんなことをしていて本当に意味があるのはかわらなかったけれど、真剣な表情の慶太を前にするとなにも言えなかった。

そして最後の一冊を手にしたときだった。
ページが自然と開いて、そこに白い封筒が挟まっていたのだ。
「慶太、これ!」
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