若頭は拾い猫を甘やかしたい。
「弥生くんの好きな場所?」


「そう。秘密の場所。」



自分の口元にシーというように人差し指を持ってきて、そう言う弥生くん。


「秘密なのに、私今知っちゃったよ?」



もう弥生くんだけの秘密じゃなくなっちゃうんじゃない、

そう思っていると弥生くんは柔らかく笑った。



「ふ、そうだね。だから俺と都だけの2人の秘密。」



ポンポンと大きな手が私の頭を撫でて、心地いい潮風が吹く。


私と、弥生くんだけの秘密。

それだけでなんだか弥生くんともっと仲良くなれたみたいな気分になって胸が幸せになる。


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