若頭は拾い猫を甘やかしたい。
その先生の問いかけにも、やはり誰も応じない。



「それじゃあ、まぁ、仕方ないから先生の方で推薦するのはどうだ?」




先生がそういうと、皆一気にうんうん、と頷き始める

まるで先生が自分を推薦することは無いだろうと確信しているみたいに。


はぁ。


と思わずため息が漏れた。だって、



「それじゃ、悪いが、月夜、どうだ?やってみないか?」




こうゆう時はやっぱり、私の名前が出されるから。


クラスの人たちはやっぱりね、みたいな顔と同時に、お願いしますみたいな顔で見てくる。



「……………」




< 89 / 92 >

この作品をシェア

pagetop