すべてはあの花のために③

 ――――控え室。


「おつかれ~!」
「♪~♪」


 まだ終わってはいないけれど、ここまでの大仕事を終え、生徒会メンバーは一息ついていた。


「まさかのサプライズでビックリしたね!」

「ほんとだよ! あたしもビックリしすぎてマイクで理事長殴りそうになったよ!」

「それじゃあ今から21時まで自由時間です」

「アキ、それ遠足みたいになってるからー」

「あながち間違ってないからいいんじゃないかしら」

「じゃあさっさと着替えて飯食いに行こうぜー」

「そうだねそうしよう! ねーおうり~」

「(こくこく)♪」

「マジ疲れたもう無理帰って寝たい」

「葵、わかりやすいようにしておいてくれ」

「そっか。また狙われるかもしれないしね」

「アキは多分、そう言う意味で言ったわけじゃないよーアオイちゃん」

「まあそうしておいた方が安心っちゃ安心だけど、まず仮面着けて時点で誰かわかんないと思うわ」

「あっちゃん? ダンスパーティーは見回りも兼ねてるから勿論無線は持ち歩いてると思うんだけど、何かあったら叫んだ方が早いかも!」

「ちゃんと最後まで思い出作れよ? しっかり楽しめ」

「ちかクンやさし~?」

「♪~♪」

「ダンス一緒に踊りたいって顔に書いてある」

「いいこと言ったんだから、そんなこと言わないでっ!」


 そんなことを言ってくれるみんなに葵は笑みを浮かべる。


「それじゃあ大変身しちゃおうかな? みんなのことも捜すから、みんなもわたしを捜してみてね?」


 葵がそう言うと、みんなの顔には「望むところ」と書いてあった。


「それじゃあまた、21時にステージで」


 葵とキサは、女子更衣室に移動した。


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