姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
 爛々と金の瞳を光らせるジンガルドは、まるで獲物を前にした肉食獣のようだ。食べられてしまいそうな恐怖を覚えるのに、なぜか下腹部がジュンッと疼く。疼きを逃がそうと無意識の痴態で太腿を擦り合わせると、ジンガルドが唸るようにこぼす。
「あまり煽らないでくれ」
 ジンガルドの言葉はよく分からなかった。小首をかしげるが、胸から腰のラインを撫でていたジンガルドの手であわいをそっと包まれると、それどころではなくなってしまう。
「あ!? やぁ、っ!」
 ジンガルドは逃げようとする腰を押さえ、その指先で淡い金の和毛を割り、そのまま蜜を滴らせた入口に触れる。ピチャリとあがった水音に、恥ずかしさで泣きそうになる。
 ジンガルドは宥めるように口付けをくれたけど、愛撫の手を緩めようとはしなかった。そうして蜜口をなぞっていた彼の指先がある一点に触れた時、電流が走り抜けた。
「だめ、……だめだから!」
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