すべてはあの花のために④
語り部である少女に問いました。
君の名前を、教えてくれるかと。
少女はそれに、苦笑いしながら答えました。
わたしにはもう『太陽』はなくなってしまいました。
わたしにはもう『 』しか、残っていません。
再び、語り部である少女に問います。
どうしてなくなったのかと。
『太陽』と引き替えに、わたしを生かしてくれた『わたし』がいるからです。
少女はただ、笑ってそう答えました。
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