うしろの正面だーあれ



職員室――



『桜井先生、どうでした?担任初日は。』



坂田先生が声を掛けた。



『あの…そのことなんですが』



『まったく、桜井先生には しっかりしていただきたいもんですな!』



横から権田原先生が口を挟んできた。



『何かあったんですか?』



相沢先生が積み重なったノートの横から顔を出す。



『騒いでいるのを、桜井先生は注意しないんですよ!まったく、うるさくてしょうがない!』



『すみません…。』



『まぁまぁ。
まだ初日なんですから。これから頑張ってくださいよ?桜井先生。』



坂田先生がポンと肩を叩いた。



『はい…。』



権田原先生は、まだ睨んでいる。



…嫌な先生を敵に回してしまったらしい。



桜井先生は、深い溜め息をついて自分の席に着いた。



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