うしろの正面だーあれ
『早く出よ。』
杏奈が言う。
『うん…。』
『どっちにしろ、真っ先に疑われるのは この病室の すみれなんだからさ。』
『そうだね…。』
ガラッ
扉を開けると、目の前には すみれが立っていた。
『うわっ…!』
『あれ?
杏奈ちゃんに早織ちゃん。
どうしたの?
お見舞い来てくれたの?』
『ぁ゙…別に…』
早織の言葉を遮り、杏奈が大声で話し始める。
『そうそう!お見舞い来たんだけどさぁ、あんた居ないから!どこ行ってたの?』
『ジュース買いに行ってたの。
ごめんね。』
『ううん、いいよ!
でも、これから用事あってさ。
悪いけど帰るわ。
早く学校来なよね。』
『うん、ありがとう。』
『ばいばい。』
大変なものを見てしまった…。